日吉東照宮

ご祭神

  • 徳川家康公
  • 日吉大神
  • 摩多羅神

日吉東照宮の基本情報

住所
滋賀県大津市坂本4丁目2−12
アクセス
JR湖西線「比叡山坂本駅」徒歩約20分
京阪石山坂本線「坂本駅」徒歩約15分
駐車場
駐車場有り
詰め所
詰め所あり
公式サイト
あり

日吉東照宮の御由来

ご祭神は、中央に徳川家康公・向かって右側に日吉大神・向かって左側に摩多羅神の3柱をお祀りしています。
明治の御世に至るまで延暦寺のかんかつ下にありましたが、神仏分離令が出されるとともに日吉大社のかんかつとなって、1876年(明治9年)には摂社に制定されました。

東照宮造営の経過は、1616年に徳川家康公の没後、その遺命により静岡県久能山に祀られて、1年後には日光に祀られました。
現在見られる様な本殿と拝殿を石の間で繋ぐ、『権現造り』の発祥は日吉東照宮と言われています。

徳川家三代将軍家光公上洛の道すがら、比叡山天台宗の大僧正天海上人に命じて考えさせた権現造りは、石の間が数段低く設計され、採点奉仕者が将軍に背を向けて奉仕をしても失礼にならないように配慮されています。
日光東照宮の様に本殿・石の間・拝殿・向殿が一体ではなく、拝殿から本殿に伸びる梁が本殿まで達しておらず軒下で止まっているなど、本殿と拝殿をいかに繋ぐかを苦心した形跡が伺えます。

日吉東照宮は1923年に造営され、その後、僅かの歳月にもかかわらず寛永年間(1624~1644年)に再建着工し、1634年7月には勅使を迎えて盛大に正遷座が斎行されました。その秋に日光東照宮も再建に着工し、1636年春に正遷座されている事をみても、日吉東照宮が日光の雛形となったと言えます。

1917年に日吉東照宮社殿が国の特別保護建造物となり1929年には国宝、1950年には重要文化財に指定、1956年には唐門と透塀が追加でしていされました。
権現橋は1935年の水害により流失しました。

日吉東照宮の主な祭典

1月1日(午前)・・・・・・歳旦祭
6月1日(11時)・・・・・ 例祭
毎月1日(8時30分)・・・月次歳

清水 宏積

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