漢國神社

ご祭神

  • 大物主命
  • 大己貴命
  • 少彦名命

漢國神社の基本情報

住所
奈良県奈良市漢国町6
アクセス
近鉄奈良駅より徒歩5分
JR奈良駅より徒歩15分
駐車場
あり
詰め所
有人
公式サイト
あり

漢國神社の御由来

漢國神社593年2月3日に推古天皇の勅命で大神君白堤(オオミワノキミ シラツツミ)が園神を祀ったのに始まるだと言われています。

717年11月28日、藤原不比等(フジワラノフヒト)が韓神二座(大己貴命と少彦名命)を相殿として合祀。
以前は春日率川坂岡神社や園韓神社と呼ばれていましたが、韓神の韓が漢に、園神の園が國となって『漢國神社』と呼ばれるようになりました。

饅頭発祥の神社

境内には、室町時代のはじめ中国から渡来し、日本に初めて饅頭を伝えた林浄因(りんじょういん)を祀る林神社があります。
菓祖神の田道間守を合祀して、饅頭・菓子の祖神の神社としてお菓子業界から広く信仰を集めています。

林浄因の命日である4月19日には、菓業界の繁栄を祈願する例祭・饅頭まつりが行われます。
全国からお菓子関係の方が神前に自家製の銘菓を献上、一般参拝者向けにも無料で饅頭と抹茶が振る舞われます。

茶糸威胴丸具足(ちゃいとおどしどうまるぐそく)

奈良市指定文化財。

徳川家康が1614年に参拝して奉納したものと伝わっています。
徳川家に仕えた奈良の甲冑師『岩井与左衛門』の作と考えられています。

近世に奈良で盛んに作られた甲冑の代表例として大変貴重なものです。
境内の鎧蔵に収められていましたが、現在は奈良県立博物館に保管されています。

漢国神社本殿

奈良県指定有形文化財。
三間社流造・檜皮葺で、要所を極彩色に塗装して美しい社殿です。

桃山時代の形式・手法を示し、1610年の神社文章に建築部材の明細を記したものがあり、その当時のものと推定されています。

清水 宏積

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